【Vol.9】店舗運営の“当たり前”を仕組みで支える:QSC・HACCP・店舗カルテ支援の取り組み

多店舗運営では、売上や人件費の最適化だけでなく、「店舗品質の維持」「衛生管理の徹底」「現場状況の見える化」といった“運営の土台”をいかに仕組みで回すかが重要になっています。
その一方で、店舗数が増えるほど現場の実態は見えにくくなり、基準やルールがあっても「店舗ごとに運用がバラつく」「やっているつもりで形骸化する」といった課題が起こりがちです。
本記事では、QSC/HACCP/店舗カルテを一体で捉えた店舗支援の考え方と、運営改善につながるポイントをご紹介します。
多店舗運営で起こりがちな“品質・衛生・現場把握”の課題
店舗数が増えるほど、本部が意図する運営基準や改善方針は現場での実行・継続が難しくなります。
QSCやHACCPのように「やるべきことが明確な領域」でも、日々の繁忙や人員体制の違いによって運用が揺れやすく、次のような状況が起こりがちです。
- ・店舗ごとに品質基準の捉え方が違い、チェックのばらつきが出る
- ・衛生管理の記録が“チェックのためのチェック”になり、形だけが残る
- ・現場の課題や改善履歴が本部に上がらず、対策が後追いになる
これらの課題は別々に見えて、実は「運営の土台が“見えない/回らない”ことが原因で連鎖する」という共通点があります。
だからこそ、個別の施策ではなく運用サイクル全体を仕組み化する視点が必要です。
QSC/HACCP/店舗カルテを一体で回す理由
QSC(品質・サービス・清潔さ)とHACCP(衛生管理)は、どちらも「基準を作る → 実行する → 点検する → 改善する」というサイクルで成り立つ領域です。
店舗カルテは、そのサイクルを“現場の実態・改善履歴として蓄積し、本部と共有するための土台”になります。
つまり、これらは別々にやるものではなく、一つの運営サイクルとして繋がって初めて機能するということ。
JUSTPLANNINGでは、QSC/HACCP/店舗カルテを店舗運営の基盤を整える三位一体の取り組みとして捉え、現場負担を抑えながら継続できる運用設計を重視しています。
QSC支援:点検・採点をスマホで統一し、現場のバラつきをなくす

QSCは“やるかどうか”より、誰がやっても同じ水準で回る仕組みが大事です。
店舗のQSC(品質・サービス・清潔さ)は、基準があってもチェックする人によって評価がブレたり、忙しいと後回しになったりしがちです。
そこで、点検・採点をスマホで完結させ、運用を“標準化”します。
- ・スマホで点検・採点まで完了(紙やExcelの転記不要)
- ・点検結果は自動で帳票化/スコア化し、店舗・期間で比較
- ・気になる箇所は写真つきで記録し、改善ポイントが残る
これにより、「チェックして終わり」ではなく、改善が見える形で積み上がる運用につながります。
HACCP支援:義務化された衛生記録を“無理なく回す”仕組み

HACCPは義務化された運用だからこそ、「続けられる形」に落とし込むことが重要です。
HACCPは、日々の衛生管理を継続的に記録・確認していくためのルールです。
ただ現場では、紙運用の負担や記録の入れ漏れ、必要なときに証跡を探せないといった理由で、「やってはいるが回りきらない」状態になりがちです。
- ・チェック項目を整理し、現場に無理のないルールとして定着
- ・スマホ入力でペーパーレス化し、紙の保管や転記を削減
- ・記録の入れ漏れをアラートで防ぎ、保健所対応まで見据えた証跡を蓄積
義務として“やり切る”だけでなく、負担を最小化しながら漏れなく続けられる運用にすることで、衛生レベルの維持が現場にとって当たり前の状態になります。
店舗カルテ:店舗情報を“迷子にしない”ための保管・共有の仕組み

店舗カルテは、店舗運営に必要な情報を一元管理し、本部と現場が同じ情報を見られる状態を作ります。
多店舗になるほど情報が担当者や紙、各種ファイルに分散し、「どこに何があるか分からない」「更新が追いつかない」状態になりがちです。
- ・防火管理者/食品衛生責任者など、店舗の重要役職・管理者情報
- ・営業許可の期間や更新タイミングなど、許認可・法定管理情報
- ・大家(オーナー)情報や契約関連など、物件・賃貸の基本情報
- ・設備会社や保守窓口、各機器の故障対応履歴など、設備管理情報
- ・回線・ネットワークの契約内容や連絡先など、インフラ関連情報
こうした情報を店舗ごとに整理して保管することで、必要なときにすぐ確認でき、引き継ぎやトラブル対応のスピードが変わります。
「情報を探す時間」を減らし、現場の安定運営を支える土台になります。
まとめ:3つをつなげて運営の土台を整える
QSC/HACCP/店舗カルテは、いずれも店舗運営の“当たり前”を支える領域です。
それぞれを単体で回すだけでは、現場負担が増えたり、改善が続かなかったりします。
- ・QSCで品質基準を揃え、点検と改善のサイクルを継続する
- ・HACCPで衛生管理を形骸化させず、監査にも耐える運用にする
- ・店舗カルテで店舗に紐づく重要情報を一元管理し、本部・現場で共有できる状態を作る

3つをつなげて運用することで、店舗間のばらつきを抑えながら、改善が積み上がるチェーン運営へと近づけます。
本取り組みの詳細や運用イメージ、導入検討のポイントについては、下記資料にまとめています。
気になる方は資料をご覧いただくか、担当営業までお気軽にご相談ください。
QSC/HACCP/店舗カルテ支援 資料ダウンロード
義務運用も日々の点検も、無理なく回すためのポイントを整理しました。
メールでお知らせしている共通パスワードでDLできます。