【Vol.18】人の目だけでは見きれない現金不正。オーイズミフーズ様が進めた全店舗監査の仕組み化
飲食チェーンの現金管理では、店舗巡回や帳票確認を行っていても、すべての店舗・すべてのレジ操作を人の目で確認することは簡単ではありません。
特に、値引き・取消・返品・現金差異などの操作は、通常業務の中でも発生するため、売上帳票だけを見ていても違和感に気づきにくいケースがあります。
今回は、株式会社オーイズミフーズ様の導入事例をもとに、現金不正を早期に見つけ、抑止につなげる「まかせて不正検知」についてご紹介します。
- 課題:少人数の監査体制では、全店舗・全取引のレジ操作を確認しきれない
- 解決:POSジャーナルをもとに、不正の兆候を自動で検知する
- 効果:確認すべき取引を絞り込み、早期発見と不正抑止につなげやすくなる
現金不正は、なぜ見つけにくいのか

1店舗でも確認対象は多く、多店舗展開ではすべての伝票を目視で確認するのが難しくなります。
飲食店のレジまわりでは、日々さまざまな操作が発生します。会計の取消、値引き、返品、現金差異の調整などは、正当な理由で行われることもあります。
しかし、その中に不自然な操作が混ざっていた場合、売上集計表や日報だけでは気づきにくいことがあります。
さらに、1店舗だけでも1日に発生する伝票やレジ操作の件数は多く、すべての内容を人の目で確認するには大きな負担がかかります。
これが複数店舗、数十店舗、数百店舗となれば、確認すべき伝票数は膨大になります。
店舗数が増えるほど、監査担当者がすべての取引を目視で確認することは現実的ではなくなり、どうしても確認範囲に限界が生まれます。
- ・1店舗だけでも、日々の伝票やレジ操作の確認には大きな負担がかかる
- ・多店舗展開では、確認すべき取引件数が膨大になる
- ・値引きや取消など、通常業務と不正の見分けが難しい
- ・監査担当者の経験や勘に頼りやすい
- ・問題に気づいた時には、すでに損失が積み重なっている場合がある
だからこそ必要になるのが、POSジャーナルを活用し、膨大な取引データの中から不正の兆候を自動で検知する仕組みです。
オーイズミフーズ様が抱えていた監査の課題

店舗巡回や現金確認を行っていても、すべてのPOSジャーナルを確認するには限界があります。
株式会社オーイズミフーズ様は、居酒屋「くいもの屋わん」「千の庭」「かっこ」などをはじめ、国内外で多業態の飲食店舗を展開されています。
同社では、監査部門が店舗を巡回し、釣り銭準備金や小口現金、各種書類の確認を行っていました。監査部門は少人数体制で、日々複数店舗を巡回しながら監査を実施していました。
ただし、店舗巡回では現金や書類の確認はできても、全店舗のレジ操作、つまりPOSジャーナルをすべて確認するには限界があります。
- ・店舗巡回だけでは、レジ操作の細かな違和感まで追いきれない
- ・取引ジャーナルを手作業で確認するには、膨大な時間がかかる
- ・全店舗へ不正確認を横展開する仕組みが必要だった
- ・監査担当者の人数を増やさずに、確認範囲を広げる必要があった
つまり、課題は「監査をしていなかった」ことではありません。
むしろ、限られた人数でできる限りの監査を行っていたにもかかわらず、店舗数や取引件数の多さに対して、人の目だけでは追いつきにくくなっていた点にあります。
導入のきっかけは「全店舗を手作業で見きれない」という現実
オーイズミフーズ様では、取引ジャーナルを確認する中で、取消や値引きが頻繁に行われている店舗を重点的に調査したところ、不正操作のパターンが見えてきました。
しかし、数店舗であれば手作業で確認できても、全店舗に同じ確認を広げるとなると、膨大な取引データを人が見続ける必要があります。
そこで、すでに売上管理や勤怠管理で関係のあった当社(ジャストプランニング)へご相談いただき、不正検知の仕組みづくりが始まりました。
取引ジャーナルから、確認すべき操作の傾向を洗い出す
人が全件を見るのではなく、システムで疑わしい取引を抽出する
検知後に店舗へ確認し、対応履歴を残して再発防止につなげる
このように、監査業務は「店舗を回って確認する」だけでなく、全店舗のデータから異常の兆候を見つけ、必要な箇所に早く対応する運用へと変わっていきました。
まかせて不正検知で何が変わったのか

導入後、オーイズミフーズ様では、従来の店舗巡回を継続しながら、POSジャーナルを活用した全店舗監査を行えるようになりました。
人がすべての伝票を確認するのではなく、システムが疑わしい取引を抽出することで、監査担当者は確認すべきポイントに集中できます。
- ・店舗巡回や書類確認が監査の中心
- ・全店舗のPOSジャーナル確認は難しい
- ・不正パターンの横展開に時間がかかる
- ・POSジャーナルから不正の兆候を自動検知
- ・確認すべき取引を絞り込める
- ・検知後すぐに店舗へ確認し、抑止にもつながる
特に大きなポイントは、監査部門の人数を大幅に増やさなくても、確認できる範囲を広げられることです。
店舗巡回とデータ監査を組み合わせることで、少人数でも全店舗を見守れる監査体制に近づけます。
自社でも同じように「全店舗を見きれていない」「監査が属人化している」と感じる場合は、まかせて不正検知の資料で詳しい機能や活用イメージをご確認ください。
サービス内容:まかせて不正検知でできること

「まかせて不正検知」は、POSジャーナルなどの取引データをもとに、不正の兆候を自動で検知するサービスです。
値引き・取消・返品・現金差異など、確認すべき取引を抽出し、店舗ごとの傾向やリスクを見える化します。
日々の取引データから、確認すべき操作を自動抽出します。
店舗ごとのリスクや傾向を把握し、重点確認しやすくします。
自社で起こりやすい不正パターンに合わせて、検知精度を高めます。
- ・POSジャーナルから不正の兆候を自動で抽出
- ・値引き、取消、返品、現金差異などの操作を確認
- ・店舗ごとの傾向を見える化
- ・疑わしい取引を優先的に確認できる
- ・監査結果の共有や対応履歴の管理にも活用しやすい
不正検知は、システムがすべてを判断するものではありません。
システムが「確認すべき兆候」を抽出し、最終的な確認や判断は監査担当者が行います。
そのため、監査担当者は膨大な伝票を一つひとつ探す作業から解放され、判断・確認・再発防止の対応に集中しやすくなります。
不正検知は「犯人探し」ではなく、店舗を守る仕組み
現金不正対策というと、「従業員を疑うための仕組み」と受け取られることがあります。
しかし、実際にはそうではありません。
取引データをもとに確認できる状態をつくることで、感覚や印象ではなく、事実に基づいた確認ができるようになります。
- ・不正が起きにくい環境をつくる
- ・疑わしい操作を早期に確認できる
- ・店舗スタッフを必要以上に疑わずに済む
- ・監査基準を標準化し、属人化を防ぐ
つまり、まかせて不正検知は「犯人を探すため」だけの仕組みではなく、会社の利益と現場の信頼を守るための仕組みです。
関連リンク:現金不正対策をさらに詳しく知る
現金不正が利益に与える影響や、不正が起きる背景については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
【関連記事】見えない“現金不正”が利益を奪う――少額でも積み重なれば致命傷に
まとめ:少人数でも回る監査体制へ
オーイズミフーズ様の事例からわかるのは、現金不正対策に必要なのは、監査担当者の努力だけではないということです。
店舗巡回や書類確認は重要ですが、それだけで全店舗・全取引を確認するには限界があります。
だからこそ、POSジャーナルを活用し、確認すべき取引を自動で抽出する仕組みが必要です。
まかせて不正検知は、全店舗の取引データから不正の兆候を検知し、監査の優先順位づけ、早期確認、抑止、再発防止までを支援します。
「全店舗を見きれていない」「監査が属人化している」「現金不正の兆候を早く把握したい」と感じている場合は、まずは現在のPOS環境や監査フローを整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。
まかせて不正検知の詳しい機能や活用イメージは、ページ下部の資料ダウンロードよりご確認ください。
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